イタリア中部ティヴォリに残る、ルネサンス期を代表する庭園別荘。
1550年にティヴォリ総督に任じられた
枢機卿イッポリート2世デステの依頼により、建築家ピッロ・リゴーリオが設計を手がけた。
約4.5ヘクタールの敷地に
500以上の噴水が配され、中でも3段構成で100の噴水が連なる「百の噴水の小径」が象徴的である。
水を巧みに操る設計思想は「奇跡の庭園(ジャルディーノ・デッレ・メラヴィリエ)」の先駆けとされ、
その後のヨーロッパの庭園設計に決定的な影響を与えた。
噴水群はティヴォリを流れるアニエーネ川から水を引く高度な水利技術によって支えられている。
2001年、水利技術と造園美学を融合させたルネサンス庭園の傑作として
世界遺産に登録された。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)、ii(文化交流の証拠)、iii(文明・伝統の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)、vi(出来事・生きた伝統・思想・信仰との関連)。
【検定ここが出る】五百基を超える噴水と「百の噴水の小径」を擁する点、その後のヨーロッパ庭園設計に大きな影響を与えた点が問われやすい。