チュニジア・チュニス湾に面する、
紀元前814年頃にフェニキア人植民者が築いたとされる古代都市カルタゴの遺跡。
地中海交易を支配したポエニ(カルタゴ)文明の中心都市として栄え、ローマとの
ポエニ戦争を経て紀元前146年にローマ軍によって破壊された。
その後ローマ人によって再建され、帝政期には北アフリカ有数の都市として繁栄し、初期キリスト教の拠点の一つともなった。
遺跡にはビュルサの丘(アクロポリス)、ポエニ時代の港湾跡、トフェト(奉献施設跡)、円形闘技場、アントニヌスの共同浴場跡などが残る。
フェニキア(ポエニ)期とローマ期の遺構が重層する点が特徴で、両時代の都市史を伝える。
1979年に
世界遺産登録。
登録基準はii(文化交流の証拠)、iii(文明・伝統の証拠)、vi(信仰・思想との関連)。
【検定ここが出る】紀元前146年にローマに滅ぼされ、その後再建されたという歴史的経緯、フェニキア期とローマ期双方の遺構を伝える点が問われやすい。