アメリカ合衆国アリゾナ州、コロラド川が刻んだ世界屈指の大峡谷。
全長
約446キロメートル、深さ最大約1500メートルに及び、地球上でも最も壮大な峡谷の一つとされる。
峡谷の地層は
約20億年にわたる地球の歴史を記録し、古生代の地層からは海洋生物の化石が多数発見されている。
かつてこの一帯が海の底にあったことを示す
海棲生物の化石も豊富に含まれ、北米大陸の地史を解明する手がかりとなっている。
コロラド川による約600万年に及ぶ侵食作用が、幾重にも重なる地層と壮麗な景観を作り出した。
1979年、地球の歴史を刻む地質学的価値と壮大な景観を持つ遺産として
世界遺産に登録された。
登録基準はvii(最上級の自然美・美的重要性)、viii(地球の歴史の主要な段階を示す顕著な例)、ix(生態系・生物群集の進行中の過程を示す顕著な例)、x(生物多様性の保全にとって最も重要な自然生息地)。
【検定ここが出る】峡谷の地層が悠久の地球史を記録している点、コロラド川の約600万年に及ぶ侵食で形成された点が問われやすい。