ジンバブエ南部、11世紀から15世紀にかけてショナ人が築いた石造都市遺跡。
1100年から1450年頃にかけて建設され、「ヒル・ルインズ」「グレート・
エンクロージャー」「ヴァレー・ルインズ」の3群からなる、面積約800ヘクタールに及ぶサハラ以南アフリカ最大級の石造建造物群である。
モルタルを使わない
空積み(からづみ)工法で高さ11メートルに達する石壁が築かれ、当時の高度な建築技術を物語る。
中世以降は交易都市として栄え、ペルシャや中国製の陶器片が出土するなど、金の交易を通じた遠方との交流もうかがえる。
1980年の独立に際し、国名「ジンバブエ」はこの遺跡のショナ語名(
石の家々を意味する語)に由来して名付けられた。
1986年、アフリカの卓越した石造建築技術を伝える遺跡として
世界遺産に登録された。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)、iii(文明・伝統の証拠)、vi(出来事・生きた伝統・思想・信仰との関連)。
【検定ここが出る】国名「ジンバブエ」がこの遺跡の名に由来する点、モルタルを使わない空積み工法による石壁が問われやすい。