コモエ国立公園
Comoé National Park

概要

コートジボワール北東部、コモエ川流域に広がるコモエ国立公園は、西アフリカ最大級の面積を誇る国立公園である。湿地帯とサバンナが広がる流域には、ゾウ、スイギュウ、イボイノシシなど135種の哺乳類が生息し、周辺にはロビ人など複数の民族が暮らす。密猟や管理体制の不備を理由に2003年から危機遺産リストに加えられていたが、保全状況の改善が認められ2017年に解除された。

基本情報
コートジボアール
1983年:新規登録
検定ではここを覚えよう
  • 保有国: コートジボアール
  • 登録状況: 1983年:新規登録
  • 区分: 自然遺産
  • 登録基準: (ⅸ)、(ⅹ)
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詳細情報
コモエ川流域に広がっている 西アフリカ最大の国立公園。
川沿いに広がる湿地帯とサバンナに恵まれ、レイヨウ、イボイノシシ、スイギュウ、ゾウなどが生息している。
この地域は、 ロビ人の居住地でもある。
の密猟や牛の過放牧、管理の欠如などを理由として、2003年に危機遺産に登録された。
2017年に状況の改善を理由に危機遺産リストから除去された。

もっと詳しく

コートジボワール北東部、ザンザン地方とサヴァンヌ地方にまたがるコモエ国立公園は、コモエ川の流域に広がる、総面積約115万ヘクタールに及ぶ西アフリカ最大級の国立公園である。1983年、第7回世界遺産委員会において、登録基準(ix)(x)のもと世界遺産(自然遺産)に登録された。

コモエ川沿いには、通常であればより南方でしか見られない湿性サバンナや、部分的な熱帯雨林の茂みが分布しており、乾燥したスーダン型サバンナから湿潤なギニア型サバンナまでの移行帯を含む、きわめて多様な植生が見られる。この地域には、ゾウ、スイギュウ、イボイノシシ、レイヨウ類など135種の哺乳類(うち霊長類11種を含む)、500種を超える鳥類、60種以上の魚類、35種の両生類、ワニ3種を含む71種の爬虫類が確認されている。

国立公園の周辺地域には、ロビ人をはじめとする複数の民族が暮らしており、伝統的な牛の放牧などの生業が営まれてきた。こうした地域社会の営みは、公園の生態系と隣り合わせに存在しており、保全活動を進めるうえでの重要な考慮事項となっている。

2003年、密猟や牛の過放牧、内戦の影響による管理体制の欠如などを理由に、コモエ国立公園は「危機にさらされている世界遺産(危機遺産)リスト」に登録された。その後、コートジボワール政府や国際機関による保全活動が進められ、動植物相と生息環境の状態が改善したことが確認され、2017年、第41回世界遺産委員会(クラクフ会議)において危機遺産リストから解除された。

現在のコモエ国立公園は、河川に沿って乾燥したサバンナから湿潤な森林まで複数の生態系が連続する独自の景観と、そこに息づく豊かな野生動物相を保つ、西アフリカを代表する自然遺産として位置づけられている。園内の観光インフラは限定的であり、北西部のカフォロ地区などに置かれたロッジを拠点とした、ガイド同伴でのサファリが主な訪問形態となっている。

よくある質問

Q. コモエ国立公園はどこにありますか?
A. 西アフリカのコートジボワール北東部、コモエ川流域に広がる、総面積約115万ヘクタールの国立公園である。

Q. どのような動物が生息していますか?
A. ゾウ、スイギュウ、イボイノシシ、レイヨウ類など135種の哺乳類のほか、500種を超える鳥類など、多様な野生生物が生息する。

Q. なぜ一時期危機遺産に登録されていたのですか?
A. 2003年、密猟や牛の過放牧、内戦の影響による管理体制の欠如を理由に危機遺産リストに加えられたが、保全状況の改善により2017年に解除された。

Q. 周辺にはどのような人々が暮らしていますか?
A. ロビ人をはじめとする複数の民族が公園周辺で伝統的な牧畜などの生業を営んでいる。

旅行情報

北西部のカフォロ地区には民間のロッジがあり、車両を持たない訪問者向けにサファリを手配している。このほか南部カクピン、東部バニアにも入園口があるが、観光インフラは限定的で、訪問前には現地の治安情報の確認が推奨される。
写真
コモエ国立公園
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