イラン北西部に残る、
サーサーン朝時代のゾロアスター教聖域を中心とする古代都市遺跡。
かつて「シーズ」と呼ばれ、ゾロアスター教三大聖火の一つ
アードゥル・グシュナスプの聖火が祀られていたとされる。
6〜7世紀の女神アナーヒターに捧げられた神殿跡のほか、13世紀のイル・ハン朝(モンゴル系)時代に改修された宮殿跡も残る。
中央には湖(火口湖)があり、これを取り囲むように
神殿・宮殿群が配置された特異な立地を持つ。
その様式はイスラム建築の発展にも影響を与えたとされる。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)、ii(文化交流の証拠)、iii(文明・伝統の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)、vi(信仰・思想との関連)。
【検定ここが出る】ゾロアスター教三大聖火の一つを祀った聖域という点、サーサーン朝からイル・ハン朝(モンゴル)へと利用が引き継がれた重層的な歴史、
登録基準5つを満たす複合的価値が問われやすい。