スイス北東部ザンクト・ガレン州に残る、
719年創建のベネディクト会大修道院を中心とする文化財群。
7世紀に隠修士ガルスが結んだ庵に起源を持ち、8世紀から世俗化された1805年まで
ヨーロッパ有数の学問・信仰の中心地として機能した。
付属図書館には
羊皮紙に描かれた現存最古級の修道院建築設計図(ザンクト・ガレン修道院平面図)をはじめ、8〜11世紀の貴重な写本が多数保存されている。
現在の図書館大広間は18世紀にバロック・ロココ様式で建て替えられ、蔵書数は16万冊を超える。
1983年、中世修道院文化を伝える傑出した事例として
世界遺産に登録された。
登録基準はii(文化交流の証拠)とiv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】現存最古級とされる修道院建築設計図(羊皮紙製)が保存されている点、1805年の世俗化までヨーロッパ有数の学問拠点であった点が問われやすい。