イタリア・サルデーニャ島中南部に残る、青銅器時代の巨石防御建築「ヌラーゲ」を代表する遺跡。
紀元前17世紀頃に築かれた中央塔を核に、四隅に塔を配した稜堡が取り囲む構造で、高さは約18メートルに及ぶ。
周囲には紀元前13世紀から紀元前6世紀
にかけて営まれた集落跡が広がり、中庭には深さ約20メートルの井戸が残る。
円錐形の塔は
切石を積み上げた迫持(せりもち)天井構造を持ち、モルタルを使わない高度な石造建築技術を示す。
ヌラーゲはサルデーニャ島に固有の建築形式で、紀元前1600年から紀元前1200年頃の中期・後期青銅器時代に多数築かれた。
1997年、サルデーニャの先史文明を代表する遺跡として
世界遺産に登録された。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)、iii(文明・伝統の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】モルタルを使わない迫持天井構造の巨石建築である点、紀元前13〜6世紀の集落跡を伴う点が問われやすい。