アフリカ西部のガンビア川沿いのストーン・サークルを中心とした1000以上の遺跡。
一つのストーン・サークルは8～16本の石柱からなり、鉄器でほぼ完全な円筒形や多角形に削られている。
その総数は93に及び、いずれも紀元前3世紀～紀元後16世紀のものとみられる。
ストーン・サークル周辺には墳墓が付随しているが、その多くは集団墳墓である。
大きさ、一貫性、複雑さ、精密さにおいてほかに類がなく、高度な石工技術を持っていたことを示すと同時に、この地で行われてきた埋葬習慣を解明する貴重な遺跡となっている。