リビア南西部、サハラ砂漠のタドラット・アカクス山地に残る岩絵遺跡群。
紀元前1万2000年頃から歴史時代に至るまでの長期間にわたり描かれた
動物・人物を描いた岩絵・線刻画が数多く残り、サハラが緑豊かなサバンナから現在の砂漠へと変化していく気候変動の過程を伝える。
狩猟の様子や家畜化された牛など、
先史時代の生活様式や社会の変遷を読み取れる貴重な史料とされる。
1985年、サハラの環境変化と人類文化を伝える遺跡として
世界遺産に登録された。
リビア国内の政情不安により武装勢力が遺跡周辺に展開する事態を受け、
2016年にリビア国内の世界遺産5件とともに危機遺産リストに登録され、現在もそのままとなっている。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)の単独基準。
【検定ここが出る】サハラの気候変動(サバンナから砂漠へ)を伝える岩絵である点、2016年にリビア国内5件と共に
危機遺産リストへ加えられた点が問われやすい。