イギリス北部ダラムに残る、
ノルマン様式建築の壮麗な大聖堂と城からなる宗教・権力の複合体。
大聖堂は1093年から1133年にかけて建設され、ヨーロッパにおけるノルマン建築の
最高傑作の一つとされる。
1986年にイギリス初期の
世界遺産の一つとして登録され、2008年には登録範囲を拡大する境界修正が承認され、宮殿前広場(パレス・グリーン)周辺の関連建造物も含まれるようになった。
中世には司教が世俗権力も併せ持つ
プリンス・ビショップ(司教侯)の拠点であり、宗教と統治権力が一体化した歴史を伝える。
登録基準はii(文化交流の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)、vi(信仰・思想との関連)。
【検定ここが出る】1986年登録・2008年の境界修正という登録経緯の変遷、司教が世俗権力を兼ねた「司教侯」という中世イングランド特有の統治形態が問われやすい。