ポーランド南部、上シレジア地方に残る中欧有数の鉱山遺産。
坑道・立坑・坑内水路など、鉱山全体と一体となった
地下水管理システムが高く評価されている。
約300年にわたり発展を続けた
画期的な水利工学により、坑内に湧き出る大量の水を排水するとともに、その水を都市や産業へ供給する仕組みを築いた。
平坦で水はけの悪い地形にもかかわらず、他のヨーロッパ主要鉱山の最大3倍ともいわれる湧水量に対応した点が技術的な独自性とされる。
最終的に地下排水路は
主要坑道50キロ以上、副次的な坑道150キロ以上に及ぶ規模となった。
2017年、
登録基準i・ii・ivで
世界遺産に登録された。
世界の鉛・亜鉛生産に大きく貢献した鉱山技術の到達点を伝える産業遺産である。
検定ここが出る:地下「水管理」システム自体が評価対象という点が、一般的な鉱山遺産との違いとして問われやすい。