イタリア南部カンパニア州、サレルノ県に広がる約15万9000ヘクタールの複合的
文化的景観。
紀元前7世紀末に建設されたギリシャ植民都市
パエストゥム(古称ポセイドニア)には、保存状態の良いドーリア式神殿群が残る。
紀元前6世紀にフォカイア人が建設した
ヴェリア(古称エレア)は、哲学者パルメニデスやゼノンを輩出した「エレア派」哲学発祥の地としても知られる。
1306年に着工され、17〜18世紀にバロック様式へ大改修された
パドゥーラのカルトゥジオ会修道院は、世界最大級のカルトゥジオ会修道院建築のひとつとされる。
チレントの地には25万年前にさかのぼる人類居住の痕跡もあり、古代から中世に至る文化的連続性を伝える。
1998年、地中海文明の重層性を示す景観として
世界遺産に登録された。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)とiv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】パエストゥムのドーリア式神殿群とヴェリアのエレア派哲学発祥の地という2つの古代ギリシャ都市が含まれる点、この修道院が世界最大級とされる点が問われやすい。