セネガル南東部、ギニア・ギニアビサウとの国境に近い山岳地帯に広がる
文化的景観。
バサリ・サレマタ地区、ベディック・バンダファッシ地区、フラ・ダンデフェロ地区の3つの地域からなり、それぞれ異なる民族が独自の集落形態を築いている。
バサリ人、フラ(プル)人、ベディック人は11世紀から19世紀にかけてこの地に定住し、周囲の自然環境と共生する独自の農牧文化・社会構造・儀礼を発展させた。
ベディック人の集落は密集した円錐屋根の家屋群、バサリ人の集落は段々畑や水田を伴う農牧景観が特徴的で、民族ごとに
異なる社会・信仰体系を今に伝える。
外部からの環境的・社会的圧力への応答として育まれた、独自性の高い生活様式が評価されている。
2012年、多民族が共存する
文化的景観として
世界遺産に登録された。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)、v(伝統的集落・土地利用の顕著な例)、vi(出来事・生きた伝統・思想・信仰との関連)。
【検定ここが出る】バサリ・フラ・ベディックという3つの異なる民族の
文化的景観からなる点、11〜19世紀にわたり定住してきた点が問われやすい。