タイ北東部ウドンタニ県に残る、東南アジア最古級の先史集落・墓地遺跡。
1966年、米国大使の息子が
木の根につまずいた際に偶然発見した土器がきっかけとなり、本格的な発掘調査が始まった。
紀元前1500年頃から紀元後300年頃にかけて営まれたとされ、
渦巻き文様の赤色彩文土器「バンチェン土器」で特に知られる。
墓には青銅器・鉄器も副葬されており、石器時代から
青銅器・鉄器時代への移行過程を一つの遺跡で追える点が学術的に重視されている。
彩色技術や造形の発展から、当時の高度な文化的成熟がうかがえる。
1992年、東南アジア先史文化の発展過程を伝える遺跡として
世界遺産に登録された。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)の単独基準。
【検定ここが出る】1966年に大使の息子の偶然の発見が調査の端緒となった点、赤色彩文の「バンチェン土器」が特徴的である点が問われやすい。