ヒエラポリス-パムッカレは、トルコ南西部デニズリ県に広がる、真っ白な石灰棚と古代都市遺跡が共存する世界遺産です。1988年に、トラバーチン(石灰華)段丘という自然の造形美と、ローマ時代の温泉保養都市という文化的価値をあわせ持つ複合遺産として登録されました。
Q. パムッカレの白い段丘はどうやってできたのですか?
A. カルシウム分を多く含む温泉水が斜面を流れる際に二酸化炭素を放出し、炭酸カルシウムが沈殿して固まることで、長い年月をかけて白いトラバーチン段丘が形成されたとされています。
Q. ヒエラポリスとはどのような都市ですか?
A. パムッカレの段丘上に築かれた古代都市で、ローマ時代には温泉保養地として栄えました。大劇場や大規模な墓地遺跡(ネクロポリス)などが残っています。
Q. なぜ複合遺産として登録されているのですか?
A. 白いトラバーチン段丘という自然の造形(基準vii)と、ローマ時代の都市遺跡という文化的価値(基準iii・iv)の両方が認められたためで、自然遺産と文化遺産の要素をあわせ持つ複合遺産に分類されています。
Q. 見学の際に注意点はありますか?
A. 段丘の保護のため、トラバーチン上は裸足で歩くことが求められています。また水が流れる区画は管理のためローテーションされているため、訪れる時期によって景観が異なります。