スウェーデン中部ダーラナ地方、中世から続く鉱山都市ファールンの銅山地域。
9世紀頃から採掘が始まり、
1992年に閉山するまで約1000年にわたって操業が続いた銅鉱山である。
17世紀には
世界の銅産出量の約3分の2を占めたとされ、当時世界最大級の銅鉱山として栄えた。
1687年の夏至の日、坑道の大規模な陥没により「
大坑(ストーラ・ストーテン)」と呼ばれる巨大な陥没坑が生じたが、奇跡的に死者は出なかったとされる。
採掘で生じた鉱滓は赤色顔料「ファールン・レッド」の原料となり、北欧各地の木造家屋を彩る塗料として広まった。
2001年、鉱業活動が育んだ産業景観として
世界遺産に登録された。
登録基準はii(文化交流の証拠)、iii(文明・伝統の証拠)、v(伝統的集落・土地利用の顕著な例)。
【検定ここが出る】1687年に大規模な陥没「ストーラ・ストーテン」が生じた点、17世紀に世界の銅生産の3分の2程度を担ったとされる点が問われやすい。