プエブロ・デ・タオス
Taos Pueblo

概要

タオス・プエブロは、アメリカ合衆国ニューメキシコ州北部に位置する、プエブロの人々が現在も暮らし続ける集落です。日干しレンガ(アドビ)を積み上げた多層建築は、スペイン人到来以前から続くとされる伝統を今に伝え、1992年に世界遺産として登録されました。観光地である以前に住民の生活の場であることを踏まえた訪問が求められます。

基本情報
アメリカ
1992年:新規登録
検定ではここを覚えよう
  • 保有国: アメリカ
  • 登録状況: 1992年:新規登録
  • 区分: 文化遺産
  • 登録基準: (ⅳ)
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詳細情報
アメリカ・ニューメキシコ州の先住民集落
アドベ(日干しレンガ)の多層住宅が今も使用される。
プエブロ文化の連続的生活形態を示す。

もっと詳しく

タオス・プエブロの集合住宅群は、複数の情報源によれば西暦1000年から1450年頃の間に築かれ始めたとされ、現在も人が住み続ける建造物としてはアメリカ合衆国内で最も古いものの一つに数えられています。集落の中央にはレッド・ウィロー・クリーク(赤柳川)が流れ、北側のプエブロ・ノルテと南側のプエブロ・スールという二つの大きな多層アドビ建築を中心に構成されています。

世界遺産としての登録基準(iv)は、この集落が先スペイン期のプエブロ文化から、スペイン植民地時代、そして現代に至るまでの居住形態の継続性を示す顕著な例であることに基づいています。タオス・プエブロの人々は、他の多くのプエブロ族と同様に、自治権を持つ独立した部族政府(連邦承認部族)としての地位を保持しており、集落の運営や年中行事、観光受け入れの方針も自らの共同体の判断によって決められています。

この点は、遺跡や廃墟として保存されている多くの世界遺産とは大きく異なる特徴です。タオス・プエブロは「かつて栄えた文化の痕跡」ではなく、今なお人々が暮らし、儀礼や共同体の営みが続く生きたコミュニティであり、訪問者にはその点を踏まえた敬意ある行動が求められています。

よくある質問

Q. タオス・プエブロには今も人が住んでいるのですか?
A. はい。タオス・プエブロは現在も先住民プエブロの人々が実際に生活する集落であり、廃墟や博物館ではありません。一部の住民は今もアドビ造りの伝統的な住居で暮らしているとされます。

Q. いつごろ建てられた集落ですか?
A. 複数の情報源によれば、西暦1000年から1450年頃の間に築かれ始めたとされ、現存する集合住宅としてはアメリカ国内で最も古いものの一つとされています。

Q. なぜ世界遺産に登録されているのですか?
A. 先スペイン期から現代まで続く、プエブロ文化の居住形態の継続性を示す顕著な例として、登録基準(iv)に基づき1992年に登録されました。

Q. 訪問する際に注意すべきことはありますか?
A. タオス・プエブロは住民が今も生活する場であるため、コミュニティが定める見学ルールに従う必要があります。住民の許可のない人物撮影や、礼拝堂内・祭礼日中の撮影は禁止されており、儀式のため一般公開が休止される期間もあります。

旅行情報

タオス・プエブロは今も先住民の生活の場であるため、見学は地域コミュニティが定める独自のルールのもとで行われます。公式サイトなど複数の情報によると、一般見学には入場料(大人1人あたり20~25米ドル程度、シニア・学生等の区分により異なる)が必要とされ、ガイド付きツアーも用意されています。住民の許可なく人物を撮影すること、サン・ヘロニモ礼拝堂内での撮影、フィースト・デー(祭礼日)中の撮影は禁止されています。また、儀式のため例年晩冬から早春にかけて約10週間程度、一般公開が休止されるとされており、訪問前に公式窓口への確認が推奨されます。住居エリアには「立入禁止」の表示がある場所や、商店として公開されていない個人の住居があり、許可された区域以外への立ち入りは控える必要があります。
写真
プエブロ・デ・タオス
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