ロシア北部ヴォログダ州、静かな湖畔に残るフェラポントフ修道院。
15世紀末に創建され、生神女誕生大聖堂は
1490年頃に建立された、修道院の中核をなす建物である。
聖堂内部を飾る壁画は1502年、画家ディオニシウス(ディオニシー)と
その息子たちがわずか34日間で描き上げたとされる。
この壁画群は
ディオニシウスの現存作品として唯一まとまった形で残る例であり、後世に再発見された銘文からその制作年代が判明した。
15世紀ロシア美術の到達点を示す作例として、美術史上きわめて高い評価を受けている。
2000年、ロシア中世絵画の傑作を伝える修道院建築として
世界遺産に登録された。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】1502年にディオニシウスが壁画をわずか34日間で描いたとされる点、この画家の作品でまとまって現存する唯一の例である点が問われやすい。