ポルトガル北部ブラガ近郊の丘に築かれた、聖なる山(サクロ・モンテ)の伝統を伝える巡礼聖域。
16世紀のトリエント公会議を機に、プロテスタント宗教改革への対抗として広まった「サクロ・モンテ」建設の潮流を汲み、600年以上かけて段階的に整備された。
象徴となる
577段のジグザグ状バロック階段は標高差約116メートルを一気に駆け上がり、
「五感の階段」と「三徳の階段」という2つの区間から構成される。
階段沿いにはキリストの受難を表す
礼拝堂群や、五感・キリストの五つの傷を象徴する噴水群が配置され、「サクラ・ヴィア(聖なる道)」としての巡礼体験を演出する。
2019年、信仰と自然景観が融合したバロック建築として
世界遺産に登録された。
登録基準はiv(建築・技術・景観の顕著な例)の単独基準。
【検定ここが出る】577段のジグザグ状階段が「五感の階段」「三徳の階段」の2区間からなる点、トリエント公会議を機に広まったサクロ・モンテ伝統を汲む点が問われやすい。