ジャマイカ東部に広がる、カリブ海地域屈指の生物多様性ホットスポットに位置する山岳地帯。
標高900〜1000メートル以上では
開花植物の固有率が約50%に達し、うち3〜4割はこの地域だけに生育する種とされる。
歴史的には
先住民タイノ人、続いて逃亡奴隷マルーンがこの山地に逃れ、抵抗運動の拠点(ナニータウン・ヘリテージ・ルート)を築いた場所として知られる。
マルーンの人々は森林の資源を糧に自由を守り抜き、その精神的つながりは
現在も継承されている。
ジャマイカはカリブ海の島の中で最も多くの固有種の鳥類を有するとされ、この山地はその重要な生息地でもある。
2015年、生物多様性とマルーンの抵抗の歴史を伝える複合的な価値により
世界遺産に登録された。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)、vi(出来事・生きた伝統・思想・信仰との関連)、x(生物多様性の保全にとって最も重要な自然生息地)。
【検定ここが出る】マルーン(逃亡奴隷)の抵抗運動の拠点となった点、標高900m以上で植物の固有率が約50%に達する点が問われやすい。