セーシェル諸島プラスラン島の中央部に広がる、原生に近い姿を保つヤシの森。
面積約19.5ヘクタールと
世界遺産の中でも最小級の
自然遺産だが、
世界最大の種子を持つ植物として知られるヤシ「ココ・デ・メール」(Lodoicea maldivica)の自生地として知られる。
ハート形の実は成熟すると
重さ約25キログラムに達し、種子としては植物界最大とされる。
ココ・デ・メールは
プラスラン島と隣接するキュリーズ島にしか自生しない希少種で、この2島以外では自然分布が確認されていない。
保護区内には他に5種の固有ヤシも生育し、これら6種の固有ヤシが揃って見られるのはセーシェルの中でもこの渓谷だけとされる。
1983年、独自の進化を遂げた固有ヤシ群落として
世界遺産に登録された。
登録基準はvii(最上級の自然美・美的重要性)、viii(地球の歴史の主要な段階を示す顕著な例)、ix(生態系・生物群集の進行中の過程を示す顕著な例)、x(生物多様性の保全にとって最も重要な自然生息地)。
【検定ここが出る】世界最大の種子を持つヤシ「ココ・デ・メール」の自生地である点、プラスラン島とキュリーズ島以外に自然分布しない点が問われやすい。