ケニア沿岸の港湾都市モンバサ、旧市街の入り江を見下ろす岬に建つ要塞。
1593年から1596年にかけて、ポルトガルが
技師ジョヴァンニ・バッティスタ・カイラーティの設計により建造した、ルネサンス期の軍事建築理論を反映する星形の要塞である。
5つの稜堡(バスティオン)を配した幾何学的な設計は、人体の均整美を理想とする
ルネサンスの築城思想を反映するとされる。
インド洋交易の要衝を守る拠点として、
ポルトガル・オマーン(アラブ)・スワヒリ・イギリスなど支配者が幾度も入れ替わった歴史を持つ。
モンバサの港と旧市街を見張る立地は、東アフリカ沿岸における攻防の歴史を今に伝える。
2011年、東アフリカにおける欧州軍事建築の到達点として
世界遺産に登録された。
登録基準はii(文化交流の証拠)とv(伝統的集落・土地利用の顕著な例)。
【検定ここが出る】1593〜96年にポルトガルが築いた星形要塞である点、支配者がポルトガル・アラブ・イギリスと幾度も交代した点が問われやすい。