ルーゴのローマの城壁群
Roman Walls of Lugo

概要

スペイン北西部ガリシア州の都市ルーゴを取り囲むローマ時代の城壁は、3世紀後半に築かれたとされる、旧市街をほぼ一周する形で現存する後期ローマの都市防壁である。全長約2.1キロメートルにおよぶ石造の城壁は、古代ローマ都市ルクス・アウグスティを防衛するために築かれ、当時の都市防衛技術と都市計画のあり方を今に伝えている。

基本情報
スペイン
2000年:新規登録
検定ではここを覚えよう
  • 保有国: スペイン
  • 登録状況: 2000年:新規登録
  • 区分: 文化遺産
  • 登録基準: (ⅳ)
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詳細情報
スペイン北西部に現存する完全な城壁環
全長2km超の厚い石造城壁が古代都市を囲む。
ローマ都市防衛の技術と都市計画を今に伝える。

もっと詳しく

ルーゴの城壁は、ローマ帝国属州の都市ルクス・アウグスティ(現在のルーゴ)を防衛するため、3世紀後半(263~276年頃)に築かれたと考えられている。当時のローマ帝国では、外部からの侵入に備えて各地の都市に防壁を築く動きが広がっており、ルーゴの城壁もその一環として建設された。

城壁は総延長約2.1キロメートルにおよび、旧市街をほぼ一周する形で現存している。厚さは約4.2メートル、高さは場所によって8メートルから12メートルに達する。塔は現在85基を数える(一部は近代以降に手が加えられている)とされ、多くが良好な状態で残っている。城壁上部には遊歩道が整備されており、現在も市民や観光客が城壁の上を歩くことができる。

ルーゴの城壁が特に評価されているのは、大規模な取り壊しを免れ、旧市街の周囲をほぼ完全な姿でたどることができる点である。ローマ帝国内には各地に城壁の遺構が残るが、これほどまとまった形で現存する後期ローマの都市城壁は他に例が少なく、古代ローマの都市防衛システムの全体像を具体的に理解できる貴重な事例とされている。

登録基準(iv)は、建築様式や技術の発展における顕著な段階を示す建造物であることを評価するものであり、ルーゴの城壁は、ローマ帝国後期における都市防衛建築の到達点を、まとまった形で伝える建造物として評価されている。

よくある質問

Q. ルーゴの城壁はいつ頃築かれましたか?
A. ローマ帝国属州の都市ルクス・アウグスティを防衛するため、3世紀後半(263~276年頃)に築かれたと考えられている。

Q. 城壁の長さはどのくらいですか?
A. 総延長は約2.1キロメートルにおよび、旧市街をほぼ一周する形で現存している。

Q. なぜ貴重とされるのですか?
A. 大規模な取り壊しを免れ、後期ローマ時代の都市城壁がまとまった形で現存する例は他に少ないためである。

Q. 城壁の上を歩くことはできますか?
A. 城壁上部には遊歩道が整備されており、現在も歩いて見学することができる。

旅行情報

スペイン・ガリシア州の都市ルーゴの旧市街を囲む形で現存し、城壁上部の遊歩道は無料で開放されている。マドリードやア・コルーニャなどから鉄道でルーゴにアクセスできる。
写真
ルーゴのローマの城壁群
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