スペイン領カナリア諸島、テネリフェ島に築かれた植民都市サン・クリストバル・デ・ラ・ラグーナ。
1496年に建設され、要塞を持たない都市としては大西洋を渡った最初期の欧州植民都市とされる。
地形に沿いながらも直交する街路と広場を組み合わせた
格子状の都市計画を採用し、後の中南米の植民都市の設計に大きな影響を与えたとされる。
軍事防衛よりも幾何学的原理と
市民生活の秩序を重視した都市設計思想が特徴とされる。
街には教会や修道院、邸宅建築が残り、大西洋を挟んだ新大陸との交流拠点としての性格も併せ持つ。
1999年、新大陸の都市計画の手本となった植民都市として
世界遺産に登録された。
登録基準はii(文化交流の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】要塞を持たない植民都市として大西洋を渡った最初期の例とされる点、幾何学的な都市計画が後の中南米植民都市の手本となった点が問われやすい。