エレファンタ石窟群
Elephanta Caves

概要

エレファンタ石窟群は、インド・ムンバイ沖合の島に残る玄武岩を掘り抜いて造られた石窟寺院群です。シヴァ神を主題とした彫刻群が古代インド彫刻の到達点の一つとされ、1987年に世界文化遺産に登録されました。

基本情報
インド
1987年:新規登録
検定ではここを覚えよう
  • 保有国: インド
  • 登録状況: 1987年:新規登録
  • 区分: 文化遺産
  • 登録基準: (ⅰ)、(ⅲ)
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詳細情報
主尊シヴァ神(マハーエーシュヴァラ)の巨大レリーフが象徴的である。
玄武岩を穿った石窟寺院がインド古典彫刻の到達点を示す。
ムンバイ沖の島に位置し巡礼の場として崇敬されてきた。

もっと詳しく

彫刻の様式や表現手法から5世紀から8世紀頃にかけて造営されたと推定されていますが、造営主体については諸説あり、6世紀のカラチュリ朝(クリシュナラージャ王)によるとする説と、8世紀のラーシュトラクータ朝によるとする説の双方が研究者の間で議論されており、確定はしていません。

島はもともと「ガラプリー」と呼ばれていましたが、16世紀にポルトガル人が上陸した際、島にあった大きな象の石像にちなみ「エレファンタ」と名付けたとされています。

第1窟奥の壁面に彫られた高さ約6mの三面像「サダーシヴァ(マヘーシュムールティ)」は、創造・維持・破壊という3つの側面を一体の像で表現した造形として知られ、インド石窟彫刻の代表作の一つとされています。このほかナタラージャ(舞踊の姿)像やアルダナーリーシュヴァラ(半女半男の姿)像など、多様な図像表現が残されています。

建築様式としては、岩盤を掘り抜いて内部空間・柱・彫刻を一体的に造形する石窟建築の技法が用いられており、当時の彫刻・建築技術の到達点を示す事例として評価されています。

登録基準としては、(i)人類の創造的才能を表す傑作であることを示す基準、(iii)現存または消滅した文化的伝統・文明の証拠を示す基準の2つが認められています。

よくある質問

Q. エレファンタ石窟群はどこにありますか?
A. インド・ムンバイの沖合約10kmのエレファンタ島(旧称ガラプリー島)にあります。

Q. 誰がいつ造ったのですか?
A. 5〜8世紀頃の造営と推定されており、カラチュリ朝説とラーシュトラクータ朝説の両方が唱えられていますが、確定はしていません。

Q. 『エレファンタ』という名前の由来は何ですか?
A. 16世紀にポルトガル人が上陸した際、島にあった大きな象の石像にちなんで名付けたとされています。

Q. 見どころは何ですか?
A. 第1窟の三面のシヴァ神像『サダーシヴァ』が代表的な見どころとされ、そのほかにも複数の神格を表す彫刻群が残っています。

旅行情報

ムンバイの観光名所『インド門』から専用フェリーが運航しており、所要時間はおおむね1時間程度とされています。石窟は月曜を除き毎日公開されており、開場時間はおおむね午前9時台から午後5時台までとされています。入場料は国籍によって異なり、外国人旅行者向けの料金はインド人・SAARC諸国民向けより高く設定されているとされています。
写真
エレファンタ石窟群
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