ナイジェリア南西部、オシュン川沿いに広がる
ヨルバの聖なる森で、川と豊穣の女神オシュンに捧げられた聖域とされる。
オソグボの町の創設(16世紀頃)に伴い形成されたと伝わり、ヨルバの伝統的集落に典型的な
聖域(グローブ)としては現存最大級とされる。
20世紀半ばには荒廃が進んだが、1950年代末からオーストリア出身の芸術家
スザンヌ・ヴェンガーが地元芸術家らと「新聖芸術運動」を興し、社殿や彫像群を再建した。
森の中には多数の社殿・彫像・聖域が点在し、ヨルバの伝統的宗教景観と近代彫刻芸術が融合した独自の景観を形成する。
毎年8月には地域の伝統行事(オシュン・オソグボ祭)が催され、今なお生きた信仰の場として機能している。
2005年に
世界遺産登録。
登録基準はii(文化交流の証拠)、iii(文明・伝統の証拠)、vi(信仰・思想との関連)。
【検定ここが出る】20世紀の荒廃と再建(新聖芸術運動)という近現代の経緯、ヨルバの宗教景観という点が問われやすい。