インドの首都デリーに残る、ムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが
新都シャージャハーナーバードの中核として築いた城塞。
1638年に着工され、1648年に完成、アグラから遷都した新首都の象徴として建設された赤砂岩造りの宮殿建築群である。
隣接するサリームガル砦(
1546年、イスラム・シャー・スーリーが築造)と一体となって「赤い城(レッド・フォート)」複合体を形成する。
城内には謁見殿(ディーワーネ・アーム)や私的謁見殿(ディーワーネ・ハース)など、
精緻な大理石装飾を施した宮殿建築が並ぶ。
インド考古学局(ASI)が現在も保存管理を担っている。
2007年、ムガル帝国の都市計画と宮殿建築の到達点として
世界遺産に登録された。
登録基準はii(文化交流の証拠)、iii(文明・伝統の証拠)、vi(出来事・生きた伝統・思想・信仰との関連)。
【検定ここが出る】シャー・ジャハーンがアグラから遷都し新都の中核として築いた点、隣接する16世紀築のサリームガル砦と一体の複合体をなす点が問われやすい。