西アフリカ、トーゴ北東部からベナンにまたがる
越境の文化的景観で、バタマリバ人(オタマリ人)の伝統的な塔状住居「タキエンタ(タタ)」が点在する地域である。
タキエンタは
日干しレンガと草葺き屋根からなる塔状の住居で、1階を家畜小屋、中間階を台所、屋上を寝室とする独特の垂直構成を持つ。
住居の形態は家族構成や社会的地位といった
社会構造を反映しているとされ、集落には祭祀空間や聖なる岩、成人儀礼の場も含まれる。
自然と信仰・儀礼が密接に結びついた生きた
文化的景観として、2004年に
世界遺産登録された。
近年はセメントやトタン屋根など近代建材の普及により、伝統的な建築技術の継承が課題となっている。
登録基準はv(伝統的集落・土地利用の顕著な例)、vi(信仰・思想との関連)。
【検定ここが出る】トーゴ・ベナンにまたがる越境遺産である点、塔状住居タキエンタが暮らしのありようを反映する建築という点が問われやすい。