スウェーデン南西部ヴァールベリ近郊に残る、無線通信の黎明期を伝えるグリメトン無線局。
1922〜1924年に建設され、
高さ127メートルの鉄塔6基からなるアンテナ群を備える長波送信所である。
送信機の心臓部となる
アレクサンダーソン式高周波発電機は、現存し稼働可能な状態にある世界唯一の例とされる。
1920〜40年代にはモールス信号による
大西洋横断通信に用いられ、北米との電信網を支えた。
第二次世界大戦中には、スウェーデンと外部世界を結ぶ唯一の通信手段としても機能した。
2004年、無線通信技術の発展を伝える産業遺産として
世界遺産に登録された。
登録基準はii(文化交流の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】送信機の心臓部となる高周波発電機の方式が現存・稼働可能な世界唯一の例とされる点、鉄塔6基からなるアンテナ群の高さ規模が問われやすい。