リトアニア東部、首都ヴィリニュス北西約35キロメートルのネリス川流域に広がる考古遺跡群。
面積約194ヘクタールの範囲に、祭壇の丘・リズディカ丘・城砦丘・クリベイキシュキオ丘・
ミンダウガス王座丘という5つの丘城(ヒルフォート)が残り、大規模な防御体系を形成していた。
紀元前9千年紀から8千年紀の中石器時代にまで遡る居住痕跡が確認され、
先史時代から中世に至る長期の人類居住の証拠を伝える点で貴重とされる。
12〜13世紀には、キリスト教化以前の
バルト民族の重要な集落として発展し、5つの丘城に守られた封建都市へと成長した。
埋葬地からは当時のバルト系諸部族の葬制・信仰のあり方を伝える資料も出土している。
2004年、バルト地方の先史・中世の生活文化を伝える遺跡として
世界遺産に登録された。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)とiv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】5つの丘城からなる大規模な防御体系である点、中石器時代から中世まで長期にわたる居住の痕跡を伝える点が問われやすい。