スペイン南部アンダルシア州、グアダルキビル川沿いの古都コルドバの歴史地区。
中心をなすメスキータ(大モスク)は
8世紀後半に建設が始まり、後代に幾度も増築された、イスラム建築を代表する巨大モスクである。
内部には赤白二色の
馬蹄形アーチを支える850本以上の柱が林立し、様々な様式伝統を融合させた独自の空間美を作り出している。
1236年の再征服後、モスクの中央部には
ルネサンス様式の大聖堂が挿入され、イスラムとキリスト教の建築が同居する類例のない姿となった。
歴史地区にはローマ橋やカラオーラの塔、旧ユダヤ人街なども含まれ、重層的な都市の歴史を伝える。
1984年に
世界遺産登録され、1994年に歴史地区全体を含む範囲に拡張された。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)、ii(文化交流の証拠)、iii(文明・伝統の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】メスキータの中央部に後からキリスト教様式の大聖堂が挿入されている点、1984年の登録後1994年に歴史地区全体へ拡張された点が問われやすい。