ロシア・モスクワ郊外のコローメンスコエに残る、ロシア正教の教会建築。
1532年、大公
ヴァシーリー3世が、長年待望していた跡継ぎ(後の
イヴァン雷帝)の誕生に感謝して建立したと伝えられる。
ロシアで最初期の尖塔(
シャチョール)屋根を持つ石造教会として知られ、それまでの伝統的な様式からの大きな転換を示す建築とされる。
設計にはイタリア出身の建築家(通称ペトロク・マールイ)が関わったとする説が有力である。
この様式は約25年後、同人物自身がカザン攻略を記念して建てた聖ワシリイ大聖堂にも通じる先駆けとなった。
1994年、ロシア建築史における革新性が評価されて
世界遺産に登録された。
登録基準はii(文化交流の証拠)の単独基準。
【検定ここが出る】その皇帝の誕生を祝って建てられたという由来、尖塔屋根建築の先駆けとして後の聖ワシリイ大聖堂にも影響した点が問われやすい。