ロシア西部、バルト海と黒海を結ぶ交易路上に発展した中世都市ノヴゴロドの文化財群。
「ヴァリャーグ人からギリシャ人に至る道」と呼ばれた交易路の要衝に位置し、12世紀から15世紀にかけて
ノヴゴロド共和国の中心地として繁栄した。
1045年から1050年にかけて建設された
聖ソフィア大聖堂はロシア最古級の石造建築のひとつで、ビザンティン様式の影響を色濃く残す。
14世紀の画僧
フェオファン(テオファネス)・グレクによる壁画が伝わることでも知られ、ロシア独自の宗教美術・建築が形成される過程を示す「生きた見本」とされる。
11世紀から19世紀にわたる建造物群が一体として保存されている点も評価されている。
1992年、中世ロシア建築と文化の発展過程を伝える都市遺産として
世界遺産に登録された。
登録基準はii(文化交流の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)、vi(信仰・思想との関連)。
【検定ここが出る】11世紀建立の大聖堂がロシア最古級の石造建築である点、フェオファン・グレクの壁画が伝わる点が問われやすい。