スペイン中西部エストレマドゥーラ地方、山あいの町グアダルーペに建つ王立修道院。
14〜15世紀に築かれた
ムデハル様式の教会・回廊を中核とし、ゴシック・ルネサンス・バロックなど4世紀にわたる様式が積み重なる建築群である。
奇跡を起こすとされる「
グアダルーペの聖母像」を祀り、中世以来スペイン有数の巡礼地として栄えた。
1492年は
レコンキスタの完了とコロンブスの新大陸到達という世界史上の大事件が重なった年でもあり、聖母信仰は新大陸布教のシンボルともなった。
その後、中南米各地に「グアダルーペの聖母」を祀る聖堂が広まる出発点ともなった。
1993年、スペイン建築様式の変遷を伝える巡礼修道院として
世界遺産に登録された。
登録基準はiv(建築・技術・景観の顕著な例)とvi(出来事・生きた伝統・思想・信仰との関連)。
【検定ここが出る】ムデハル様式を含む4世紀にわたる建築様式が積み重なる点、1492年のレコンキスタ完了・コロンブス到達と重なる聖母信仰の象徴とされる点が問われやすい。