キルギス南部、フェルガナ盆地に面した都市オシュを見下ろす聖山。
シルクロードの要衝に位置し、イスラム以前の信仰とイスラムの巡礼慣習が融合した
中央アジアを代表する聖地とされる。
5つの峰と斜面には、人物や動物を描いた100か所を超える岩絵(
ペトログリフ)や洞窟内の礼拝所が点在し、遅くとも11世紀以降、巡礼者が絶えず訪れてきたとされる。
山中には16世紀に建てられ、その後大部分が再建された2つの
モスクも残る。
巡礼地の多くは、不妊や頭痛・腰痛の治癒、長寿の祈願といった民間信仰と結び付いている。
2009年、中央アジアにおける聖山信仰の最も完全な事例として
世界遺産に登録された。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)とvi(信仰・思想との関連)。
【検定ここが出る】イスラム以前の信仰とイスラムが融合した聖山信仰である点、100か所を超える岩絵が残る点が問われやすい。