ロシア北部、白海に浮かぶソロヴェツキー諸島に築かれた修道院遺産群。
1429年、修道士サワーティとゲルマンが
この島に渡り修行を始めたことに始まり、以後400年以上にわたって修道院・要塞・住居・水利灌漑施設などが築かれ続けた。
国家の庇護のもと、修道院は白海地方の
植民・開拓と正教信仰・文化教育の中心地として発展した。
一方で20世紀には修道院施設が「ソロヴキ特別収容所」(1923〜1939年)として転用され、ソ連初期の
強制収容所群島の起点となった歴史も持つ。
現在の構成資産には修道院・要塞のほか、6千年紀以前にさかのぼる聖地・集落跡や、収容所時代の記念建造物群も含まれる。
1992年、北方正教修道院文化と激動の近現代史を併せ持つ遺産として
世界遺産に登録された。
登録基準はiv(建築・技術・景観の顕著な例)の単独基準。
【検定ここが出る】1429年の修道士サワーティ・ゲルマンによる開山が起源である点、20世紀にソ連の強制収容所として転用された歴史を併せ持つ点が問われやすい。