アメリカ合衆国南西部ニューメキシコ州、乾燥した渓谷に残る古代プエブロ文化の中心地。
プエブロ・ボニートをはじめとする「グレートハウス」群は
4〜5階建て、600室規模に及び、当時としては卓越した石造建築技術を示す。
建物の配置には
夏至・冬至など天体の運行に基づく方位設計が随所にみられ、円形の祭祀空間(グレートキヴァ)を中心に据えた社会構造がうかがえる。
周辺には放射状に延びる
「チャコ・ロード」と呼ばれる古代の道路網が確認され、広域交易・儀礼ネットワークの存在を示唆する。
9世紀から12世紀にかけて繁栄し、乾燥化などを背景に12世紀後半以降に人口が減少していったとみられる。
1987年、プエブロ文化の政治・宗教・交易の中心地として
世界遺産に登録された。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)の単独基準。
【検定ここが出る】プエブロ・ボニートなど「グレートハウス」に天体運行に基づく方位設計がみられる点、放射状の古代道路網「チャコ・ロード」が確認されている点が問われやすい。