ベトナム北部、紅河デルタ南縁に広がるカルスト地形と歴史遺構が織りなす複合景観。
湿潤熱帯地域における
塔状カルスト地形の最終進化段階を示す代表例とされ、切り立った石灰岩峰と水没した渓谷が織りなす景観が広がる。
洞窟からは
3万年以上前にさかのぼる人類活動の痕跡が確認され、狩猟採集民の時代から新石器・青銅器時代を経て歴史時代へと連続する居住史を伝える。
10〜11世紀には、この地にベトナム
古代の都ホアルーが置かれ、政治・軍事上の要衝としても機能した。
自然と歴史が一体となった景観として、
自然遺産・
文化遺産双方の価値を併せ持つ
複合遺産である。
2014年、カルスト地形の学術的価値と歴史的価値を兼ね備えた景観として
世界遺産に登録された。
登録基準はv(伝統的集落・土地利用の顕著な例)、vii(最上級の自然美・美的重要性)、viii(地球の歴史の主要な段階を示す顕著な例)。
【検定ここが出る】塔状カルスト地形の最終進化段階を示す点、10〜11世紀の古都ホアルーが含まれる
複合遺産である点が問われやすい。