ポルトガル中部トマールに残る、テンプル騎士団ゆかりの城塞修道院。
1160年、
テンプル騎士団長グアルディン・パイスによって創建され、レコンキスタ(国土回復運動)を象徴する拠点として築かれた。
1312年のテンプル騎士団解散を経て、1344年には後継組織である
キリスト騎士団に引き継がれた。
中心となる12世紀の円堂(シャローラ)はエルサレムの聖墳墓教会に着想を得た設計で知られ、大航海時代を象徴する
海洋モチーフの彫刻を施した「参事会堂の窓」などマヌエル様式の傑作も含む。
ロマネスク、ゴシック、マヌエル、ルネサンス、マニエリスム、バロックと、5世紀にわたる様式の変遷を一つの建築群に見ることができる。
1983年、レコンキスタと大航海時代のポルトガル史を伝える建築群として
世界遺産に登録された。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)とvi(出来事・生きた伝統・思想・信仰との関連)。
【検定ここが出る】1160年創建から1344年のキリスト騎士団への引き継ぎという経緯、大航海時代を象徴するマヌエル様式の「参事会堂の窓」が問われやすい。