シリア中部、ダマスカスの北東に位置する砂漠のオアシス都市パルミラの遺跡。
1〜2世紀にかけて、ギリシャ・ローマの建築技法と
現地の伝統、ペルシャの影響が融合した独自の様式で発展した交易都市である。
ベル神殿やバールシャミン神殿、列柱大通り、凱旋門などが
隊商都市としての繁栄を今に伝えていた。
シルクロードの一部を担う交易路の中継地として、東西文明の交流拠点の役割を果たした。
2015年、ベル神殿・バールシャミン神殿をはじめとする
複数の建造物が損壊したことが確認され、その保存状態が国際的に懸念された。
1980年に
世界遺産登録され、2013年に
危機遺産リストに登録された。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)、ii(文化交流の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】ギリシャ・ローマとペルシャの様式が融合した独自の建築様式を持つ点、2013年に
危機遺産リストへ登録された点が問われやすい。