マリ中部、全長約150キロメートル、比高約500メートルにおよぶバンディアガラ断崖に広がる
文化的景観。
砂岩台地・断崖・平野の3つの地形にまたがる
約40万ヘクタールの範囲に289の集落が点在する。
11世紀から14世紀頃、先住のテレム人が
断崖の岩壁に穀物倉や住居を築いたのが最初とされ、15世紀にマンデ地方から移住してきたドゴン人がその跡を引き継いだ。
ドゴン人は泥造りの平屋住居や円錐形屋根の穀物倉、集会所
トグナなど独自の建築様式を発展させ、精緻な宇宙観・信仰体系と結びついた集落景観を形成した。
急峻な断崖という環境に適応した、自然と文化が一体化した景観として評価されている。
1989年、ドゴン人の
文化的景観として
世界遺産に登録された。
登録基準はv(伝統的集落・土地利用の顕著な例)とvii(最上級の自然美・美的重要性)。
【検定ここが出る】先住のテレム人の後にドゴン人が定住した点、約40万ヘクタールに289の集落が点在する点が問われやすい。