ハンガリー西部、パンノンハルマの丘に建つベネディクト会大修道院。
996年、後の初代国王
イシュトヴァーン1世の父ゲーザ大公の招きでイタリア・ボヘミア・ドイツから修道士が招かれ、聖マルティンに捧げる修道院として創建された。
中欧におけるキリスト教布教の中心的役割を担い、
ハンガリー初の学校を開設した。1055年、
ハンガリー語表記を含む現存最古級の文書とされる「ティハニ修道院設立勅許」にも、当修道院の存在が記されている。
修道院は現在もベネディクト戒律に基づく共同生活を続ける「生きた」宗教施設であり、大聖堂や礼拝堂、植物園などからなる複合施設として保全されている。
1996年、千年にわたる修道院文化の継続性が評価されて
世界遺産に登録された。
登録基準はiv(建築・技術・景観の顕著な例)とvi(信仰・思想との関連)。
【検定ここが出る】創建の経緯(ゲーザ大公の招き)、1055年の「ティハニ修道院設立勅許」に関わりが深い点が問われやすい。