フォントネーのシトー会修道院
Cistercian Abbey of Fontenay

概要

フォントネーのシトー会修道院は、フランス・ブルゴーニュ地方に残る現存最古級のシトー会修道院です。フランス革命で多くの同種の修道院が破壊・改変される中、製紙工場としての転用を経ながらも建築の骨格が保たれ、1981年にフランス初期の世界文化遺産の一つとして登録されました。

基本情報
フランス
1981年:新規登録,2007年:範囲拡大
検定ではここを覚えよう
  • 保有国: フランス
  • 登録状況: 1981年:新規登録,2007年:範囲拡大
  • 区分: 文化遺産
  • 登録基準: (ⅳ)
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詳細情報
シトー会最古の修道院。
フランス革命で多くが取り壊された中、現存する珍しい遺跡。
製紙工場としても使用されていたためひどく痛んでいたが20世紀に修正された。
聖母の彫像と祭壇が置かれているだけの質素な造りである。

もっと詳しく

修道院は1118年、シトー会の改革者として知られるクレルヴォーのベルナルドゥスによって創建されたと伝えられています。1147年には教皇エウゲニウス3世によって聖別されたとされ、その後は歴代の王による保護も受けたとされます。

建築的には、質素・禁欲を旨とするシトー会の理念を反映し、教会堂、回廊、寝室、パン焼き場、鍛冶場などが自給自足の修道生活を体現する形で一体的に配置されている点が高く評価されています。

フランス革命により修道士たちが退去した後、修道院は革命政府から民間に売却され、19世紀には製紙工場として利用された時期があり、この間に建物は大きく改変・損耗したとされています。

1906年、リヨンの銀行家エドゥアール・エイナールが修道院を買い取り、1911年にかけて製紙工場の設備を撤去して建物を修復し、以後エイナール家の子孫が保存・公開を担ってきたとされています。

登録基準(iv)は、人類史上重要な段階(中世修道院建築とシトー会の理念)を物語る建築様式・建築物群の顕著な例であることを示す基準で、フォントネー修道院はこの基準のみで登録されている点も特徴です。

よくある質問

Q. フォントネー修道院はいつ創建されましたか?
A. 1118年にクレルヴォーのベルナルドゥスによって創建されたと伝えられています。

Q. なぜ内部の装飾が質素なのですか?
A. シトー会は禁欲と質素を重んじる会派であったため、装飾を抑えた簡素な建築が特徴とされています。

Q. なぜ製紙工場になっていたことがあるのですか?
A. フランス革命後に修道士が退去して民間へ売却され、19世紀に製紙工場として利用された時期があったためです。

Q. 現在誰が管理しているのですか?
A. 1906年に買い取ったエイナール家の子孫が現在も所有・保存・公開を行っているとされています。

旅行情報

修道院は私有地でありながら年間を通じて一般公開されており、年間10万人以上が訪れるとされています。見学では教会堂や回廊、参事会室、寝室、鍛冶場などの主要施設や庭園、彫刻美術館を巡ることができます。最寄りの町はブルゴーニュ地方のモンバールで、周辺の観光拠点から車での訪問が一般的とされています。
写真
フォントネーのシトー会修道院
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