スイス南東部グラウビュンデン州、アルプスの谷間に残る初期中世の修道院建築群。
775年頃、フランク王カール大帝(シャルルマーニュ)の命によって創建されたと伝えられるベネディクト会修道院である。
付属する修道院教会には
西暦800年頃に描かれたカロリング朝時代の壁画群が現地に残る例として最重要のものとされる。
その後の時代に加筆された
ロマネスク様式の壁画やスタッコ装飾も重なり合い、複数時代の美術層を形成している。
12世紀前半以降は女子修道院として現在まで活動が続けられている。
1983年、カロリング朝美術の重要な現存例として
世界遺産に登録された。
登録基準はiii(文明・伝統の証拠)の単独基準。
【検定ここが出る】カール大帝の命により創建されたと伝わる点、西暦800年頃のカロリング朝壁画が現地保存の例として最重要とされる点が問われやすい。