カルタヘナの港、要塞群と建造物群
Port, Fortresses and Group of Monuments, Cartagena

概要

カルタヘナの港、要塞群と建造物群は、コロンビア北部カリブ海沿岸に広がる城塞都市です。1533年にスペインによって港町として築かれ、南米でも有数の規模とされる軍事要塞群と、城壁に囲まれた植民地時代の街並みが今に残り、1984年に世界遺産として登録されました。

基本情報
コロンビア
1984年:新規登録
検定ではここを覚えよう
  • 保有国: コロンビア
  • 登録状況: 1984年:新規登録
  • 区分: 文化遺産
  • 登録基準: (ⅳ)、(ⅵ)
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詳細情報
コロンビアのカリブ海沿岸に築かれた要塞都市
城壁・砦など軍事建築群が良好に保存されている。
植民地時代の防衛戦略を示す軍事景観である。

もっと詳しく

カルタヘナは、スペインが西インド諸島(カリブ海地域)からヨーロッパへ金銀や物資を運ぶ航路上の重要な港として発展し、ハバナ(キューバ)やサンフアン(プエルトリコ)とともに、スペイン領アメリカにおける海上交易網を支える要の一つであったとされています。この歴史的役割は、世界遺産の登録基準(vi)の根拠ともなっています。

街を守る要塞群のうち、市街地の外側の丘に築かれたサン・フェリペ・デ・バラハス要塞は、1536年頃に小規模な砦(サン・ラサロ要塞)として建設が始まり、17~18世紀にかけて拡張と改修が重ねられ、18世紀半ばにスペイン人技師アントニオ・デ・アレバロのもとで現在の姿に近い形に整えられたとされています。1741年には、イギリス海軍提督エドワード・ヴァーノン率いる大艦隊による攻撃を、寡兵のスペイン軍が撃退したという逸話でも知られ、当時の防衛体制の堅固さを物語る出来事として語り継がれています。

城壁に囲まれた旧市街は、大聖堂やアンダルシア風の邸宅が並ぶサン・ペドロ地区、商人や中流階級が暮らしたサン・ディエゴ地区、庶民の街として発展したヘツセマニ地区という性格の異なる3つの区画からなり、植民地時代の社会構造を反映した街区構成が今も見て取れます。こうした南米でも有数の規模と保存状態を誇る軍事建築群としての価値が、登録基準(iv)の根拠とされています。

よくある質問

Q. カルタヘナはいつ、なぜ要塞化されたのですか?
A. 1533年に港町として築かれたカルタヘナは、スペインが西インド諸島からヨーロッパへ物資を運ぶ重要な港であったため、海賊や他国の攻撃から守るために大規模な要塞化が進められました。

Q. サン・フェリペ・デ・バラハス要塞とは何ですか?
A. 市街地を見下ろす丘に築かれた要塞で、16世紀の小規模な砦から17~18世紀にかけて拡張され、南米でスペインが築いた要塞の中でも有数の規模とされています。

Q. 世界遺産の登録基準は何ですか?
A. 16~18世紀の軍事建築を代表する例であること(基準iv)と、西インド諸島の海上交易路における重要な港であったこと(基準vi)が根拠とされています。

Q. 旧市街にはどのような見どころがありますか?
A. 城壁に囲まれた旧市街には、大聖堂が建つサン・ペドロ地区、商人街だったサン・ディエゴ地区、庶民の街ヘツセマニ地区があり、それぞれ異なる歴史的性格を今に伝えています。

旅行情報

サン・フェリペ・デ・バラハス要塞は、複数の観光情報によると毎日午前8時から午後6時頃まで(最終入場は午後5時30分頃)開場しており、有料のチケットで見学できるとされます。旧市街の城壁地区からは徒歩20~30分程度とされ、街歩きの延長で訪れやすい立地です。城壁に囲まれた旧市街自体には入場料は不要で、教会や広場、市場などを自由に散策できるとされています。
写真
カルタヘナの港、要塞群と建造物群
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