メキシコ・ユカタン半島西岸、カンペチェ州に残る
要塞都市。1540年、マヤの集落跡にスペイン人によって建設され、ユカタン半島におけるスペインの主要港となった。
16〜17世紀には
ヘンリー・モーガンをはじめとする海賊による20回以上の襲撃を受けたことから、都市防衛のための城壁建設が進められた。
1686年から1704年にかけて、8つの稜堡(バスティオン)と4つの城門を備えた
六角形の城壁が築かれ、都市全体を囲む防御システムが完成した。
碁盤目状の街区にバロック様式の教会や邸宅が並び、植民地都市計画の典型例とされる。
カリブ海沿岸の港湾都市を海賊から守るため、スペインが構築した広域防衛網の一部として位置づけられる。
1999年に
世界遺産登録。
登録基準はii(文化交流の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】16〜17世紀の度重なる海賊襲撃とそれに対応した防御施設建設という経緯が問われやすい。