メキシコ湾岸、パパロアパン川沿いに残るスペイン植民地時代の港町。
1550年代にスペイン人により建設され、19世紀に最盛期を迎えた植民都市である。
1821年に経済的自立を果たすとともに、内陸のプエブラやオアハカから運ばれた産品をハバナ、ボルドー、
ニューオーリンズ、ベラクルスなど各地へ積み出す港として繁栄した。
19世紀末に鉄道網が発達すると河川港としての役割が薄れ、町は徐々に衰退したが、そのぶん往時の街並みがほぼそのまま保存される結果となった。
広い街路沿いに色とりどりの
柱廊付き平屋建て住居が連なるカリブ海様式の景観が特徴で、随所に大木を配した緑豊かな広場も残る。
1998年、スペイン植民都市の伝統と河港交易の歴史を伝える都市として
世界遺産に登録された。
登録基準はii(文化交流の証拠)とiv(建築・技術・景観の顕著な例)。
【検定ここが出る】1821年の経済的自立と共にハバナ・ボルドー等へ積み出す港として繁栄した点、鉄道網の発達により衰退したことでかえって街並みが保存された点が問われやすい。