トルコ北部、黒海沿岸に近い山あいの町サフランボルに残る、オスマン様式の伝統的市街地。
13世紀から20世紀初頭に鉄道が普及するまで、
東西交易路(隊商路)の要衝となる隊商宿場町として栄えた。
交易で得た富をもとに
約2,000棟にのぼる伝統的なオスマン様式家屋が建てられ、現在もそのうち約800棟が保護対象となっている。
街路側に窓を設けない土壁に対し、室内は
精緻な彫刻や絵付けを施した天井・戸棚で飾られる独特の造りが特徴である。
この町で発達した建築様式は、オスマン帝国各地の都市発展に大きな影響を与えたとされる。
1994年、隊商交易で栄えたオスマン都市の生活文化を伝える町並みとして
世界遺産に登録された。
登録基準はii(文化交流の証拠)、iv(建築・技術・景観の顕著な例)、v(伝統的集落・土地利用の顕著な例)。
【検定ここが出る】13世紀から鉄道普及期まで東西交易路の隊商宿場町であった点、約2,000棟の伝統家屋のうち約800棟が保護対象となっている点が問われやすい。