マドリード近郊に築かれた、スペイン王フェリペ2世による修道院・宮殿複合体。
1563年に
フェリペ2世の命で建設が始まり、当初はフアン・バウティスタ・デ・トレドが設計を担当、1567年の彼の死後はフアン・デ・エレーラが引き継いで完成させた。
エレーラが確立した簡素で幾何学的な建築様式は「エレーラ様式」と呼ばれ、
以後半世紀以上スペイン建築に影響を与えた。
神聖ローマ皇帝カール5世以降の歴代スペイン王を祀る霊廟としての機能も持つ。
宮殿・図書館・霊廟を備え、統治と信仰の両面を担う複合施設として計画された。
1984年に
世界遺産登録された。
登録基準はi(人類の創造的才能を表す傑作)、ii(文化交流の証拠)、vi(出来事・生きた伝統・思想・信仰との関連)。
【検定ここが出る】着工年(1563年)と、設計者交代(トレドからエレーラへ)の経緯が問われやすい。